ピッチで熱戦を繰り広げる選手たちに声援を送るサガンサポーター=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

鳥栖―柏 試合前に国歌を独唱する倖田來未さん=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 試合終了のホイッスルとともに漏れたため息は、すぐに奮起を促す拍手に変わった。サッカーJ1・サガン鳥栖は25日、今季開幕戦をホームのベストアメニティスタジアムで迎え、柏レイソルに1-3で逆転負け。J1昇格後初の黒星スタートとなったが、開幕を待ちわびていたサポーターは「ここから仕切り直しだ」「いつまでも、これからも鳥栖と共にある」と、今季も変わらぬ応援でチームを支え続けることを確かめ合った。

 試合前には今季から「勝利の女神」に就任した歌手の倖田來未さんが国歌独唱を務め、集まった1万4355人の観衆を魅了した。倖田さんは「今後もビッグフラッグやサポーターの皆さんとともに勝利を目指して、選手にエールを送らせていただきます!」とコメントした。

 試合は前半、新加入の原川力選手がフリーキックを直接決めて先制。鮮烈な“ベアスタデビュー”を飾った23歳の若武者に、スタンドには割れんばかりの歓声が響いた。原川選手のレプリカユニホームを着て声をからした高校3年の室井璃輝(りき)さん(18)=唐津市=は「名前が同じリキだし、五輪予選で決めたゴールもあって注目していた。今回のシュートも鳥肌もの。上位進出の原動力になってほしい」と興奮した様子だった。

 その後は審判の微妙な判定にも泣かされ、後半だけで3失点。J1での6年目はほろ苦い開幕となったが、武雄市の農業早田道広さん(35)は「まだ34分の1が終わっただけ。小野裕二選手がボールを持ったら違いをつくれていたし、新戦力が融合すれば徐々に上向くはず」と次節の白星に期待を寄せた。

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