信用調査会社の東京商工リサーチがまとめた2015年度の売上高100億円企業ランキング(単体)で、佐賀県内のランクイン企業は前年度より1社多い30社だった。うち21社が増収で、総売上高は前年度比8・3%増の9607億9100万円。県別集計を始めた1992年度以降、最高額となり、景気の回復基調を裏付ける格好となった。

 それによると、県内はディスカウント店のダイレックス(佐賀市)が3年連続トップ。積極的な店舗展開で売り上げを伸ばし、九州・沖縄地区の順位も前年度の31位から26位に上げた。2位は久光製薬(鳥栖市)で、3位はトヨタ紡織九州(神埼市)。順位に一部変動があったものの、上位10社の顔ぶれは同じだった。調理・冷凍食品製造のヨコオ(鳥栖市)が2年ぶりにランク入りした。

 業種別では、海外からの受注が増えた製造業が17社で最多。次いで小売業5社、卸売業4社、建設業3社、サービス・運輸1社の順だった。

 九州・沖縄の業種別ランキングでトップ10入りしたのは3社で、松尾建設(佐賀市)が建設業で2位だったほか、ダイレックスが小売業で6位、久光製薬が製造業で10位に入った。

 16年度について、東京商工リサーチ福岡支社は「個人消費は力強さを欠き、地場大手による寡占化が進む中、売り上げを伸ばす企業が大きく増えることはないだろう」としている。

 ランキングは、東京商工リサーチの保有データの中から、15年4月~16年3月に決算を終えた年間売上高100億円以上の企業を集計した。金融と協同組合、青果・魚市場、メーカー系自動車販売会社は除いている。

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