土器・石器が数多く出土した縄文時代後期の竪穴住居跡(鳥栖市誌第2巻より)

 前回は長崎自動車道建設前の発掘調査などで、9000年前の集落跡が発見されたことを紹介しました。

 今回は昭和60年ごろ、「新鳥栖駅周辺区画整理事業」として計画され、バブル崩壊後は「蔵上土地区画整理事業」として発掘された「蔵上遺跡」などについてお話します。この調査では、特に3時代について多くのことが分かりました。

 まずは3500年前ごろの縄文時代後期の住居とお祭り跡、次は1800年ほど前の弥生時代後期の鉄器を多く出土する集落跡、さらに1300年ほど前の奈良時代の郡役所があったことを考えさせる遺構・遺物が大量に出てきました。

 このため調査は、平成5年度から予備調査、本調査は平成7年度から11年度までかかりました。10月以降、その内容についてお話します。(鳥栖郷土研究会会長・藤瀬禎博)

このエントリーをはてなブックマークに追加