九州さが大衆文学賞委員会代表幹事の澤野善文・佐賀新聞社執行役員編集局長から寄付金の目録を受け取るミサワホーム佐賀の原正文社長(右)=佐賀市の佐賀新聞社

■「思い後世に残したい」

 この春の24回大賞選出で最後となった「九州さが大衆文学賞」委員会(森村誠一委員長)は26日、同賞の提唱者である作家笹沢左保さん(故人)の記念館=佐賀市富士町=に、同賞運営費の繰越金約47万円を寄付することを決めた。

 九州さが大衆文学賞は、佐賀を拠点に執筆活動をしていた笹沢さんが「佐賀から全国に文化発信を」と提唱、1993年度に始まった。以来、多くの新人作家を発掘し、24回の歴史を刻んで幕を下ろした。

 笹沢記念館は、笹沢さんが富士町に移り住んだ際に建てた邸宅を、佐賀市のミサワホーム佐賀が保存し運営。今年4月から定期公開し、笹沢さんの業績を広める活動を行っている。

 この日は、委員会の実務組織である幹事会を開き、繰越金の寄付を承認。代表幹事の澤野善文・佐賀新聞社執行役員編集局長が、ミサワホーム佐賀の原正文社長に目録を手渡した。

 原社長は「記念館に九州さが大衆文学賞の功績を示すコーナーをつくり、笹沢さんの思いを後世に残したい」と謝辞を述べ、資料などの展示に活用する考えを示した。

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