点検簿をチェックする運転士。いろんな業務をこなしている=佐賀市交通局

■最大50万円、教習中も賃金

 運転士が不足している佐賀市交通局は、運転士を目指す希望者に大型二種免許の取得費用を最大約50万円助成する。自動車学校に通う期間も日々雇用職員(アルバイト)として賃金を支給する。費用負担などがネックとなり、若い世代に免許取得者が減少しているため。7月上旬に募集を開始し、11月までに嘱託運転士として採用する。

 助成額は普通免許(マニュアル)保有者が最も大きい49万2千円、大型免許保有者が最も少額の31万2千円。自動車学校によっては自己負担なしで免許取得できる。年2回の賞与に計6回分割して上乗せする。教習期間中は日々雇用職員として賃金を支払い、取得後に嘱託職員として採用する。

 助成制度は、普通運転免許(オートマを除く)を取得後3年以上経過していることと、路線バスの運転に適性があり、3年以上勤務する意思がある人を対象にする。

 市交通局は正規職員、嘱託、短時間嘱託を合わせて92人の運転士がいるが、現状の路線運行では8人が不足している。2016年度までの3年間では、採用者19人中7人が離職しており、運転士確保が進まない状況にある。

 県内の大型二種免許取得者数は50~70代に5024人いるのに対し、20~40代では約6分の1の813人にとどまり、運転士の高齢化も課題となっている。民間バス会社の免許取得支援状況を調べ、市交通局としても同様の支援を実施することにした。

 市交通局総務課は「不足分は職員の残業や休日出勤で補っている。路線維持のため、運転士を確保する必要がある」としている。

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