民泊などを通し、今帰仁村の魅力を伝えている相原実里さん(左)=沖縄県今帰仁村仲宗根の村民の浜

■民泊通し観光・雇用開発

 強烈な日差しを照り返し、きらきらと光る海。クリーム色の砂浜を小さなカニやヤドカリが横切る。今帰仁村(なきじんそん)の「村民の浜」は、村民や民泊を利用して村を訪れる観光客に愛されるビーチだ。

 村観光協会でチーフを務める相原実里さん(36)=今帰仁村=が、民泊受け入れ家庭でつくる村民泊推進協議会の会員と浜周辺のごみを拾っていた。民泊を利用する修学旅行生らは青い海と白い砂浜を楽しみ、貝殻を拾ってアクセサリーを作り、土産にするという。夏は修学旅行のオフシーズンのため、ボランティア活動に精を出す。

 福岡県出身で小学生のころ那覇市で暮らした相原さんは2012年、手付かずの自然が残る今帰仁村に移住。中国への留学経験や語学力を生かし、海外客や大人にも民泊を利用してもらうなど、新たな観光メニュー開発に取り組む。「やんばるの魅力を伝え、若い人の仕事も増やしたい」と語る。地域おこしや自然環境保全と両立した、持続可能な観光を模索している。

 「観光施設がほとんどない今帰仁だからこそ自然や人の温かさなど、もともとある沖縄の良さを感じてもらえる」と胸を張る。

 【メモ】那覇空港から沖縄自動車道を通り、車で約1時間半。沖縄本島北部「やんばる」地域に位置する。今帰仁村内には世界遺産に登録された今帰仁城跡もある。今帰仁村総合運動公園、電話0980(56)5955。

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