佐賀銀行の福岡市内の2支店に侵入し、干隈支店から現金5430万円を盗んだとして、建造物侵入と窃盗の罪に問われた無職猿渡丈広被告(33)=福岡市東区=に福岡地裁は15日、懲役4年6月(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。

 森喜史裁判官は判決理由で、箱崎支店の事件では侵入役を集め、干隈支店では自ら侵入役を務めたと指摘した。「犯行の計画立案をしたわけではないものの、果たした役割は大きく、少なくとも700万円の分配金を取得した」と述べ、借金返済に追われる中で加担した動機を「身勝手かつ自己中心的」と断じた。

 判決によると、猿渡被告は佐賀銀行元行員の吉田淳被告(43)=同罪などで公判中=らと共謀し、昨年10月に干隈支店に侵入して現金を盗んだほか、昨年8月には盗み目的で箱崎支店に侵入した。

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