マイナス金利なんて、自分には縁遠い話だと思っていた。銀行からのお知らせメール。これまでは何回使ってもタダだったコンビニエンスストアの現金自動預払機(ATМ)に、回数制限が加わっている。「ひょっとしてマイナス金利の影響か?」と頭をよぎった◆日銀がマイナス金利政策に踏み切って、1年余り。日銀の狙い通りに、カードローンや住宅ローンの金利が下がり、お金を借りやすくはなったようだが、そろそろ副作用も目立つ。銀行だけでなく、保険会社も利ざやが縮小してしまい、生命保険の保険料を上げる動きも出てきた◆いったい誰がもうかっているのかと思ったら、昨年7月の国債発行では国が600億円の“もうけ”を出したとか。借金する側の国が得する逆転現象が起きたのは、国債を引き受ける金融機関が「損を覚悟」で入札に応じたからだ◆民間ではアパート経営に乗り出す地主さんが増えている。貸家の着工戸数は昨年、前年比で1割も伸びた。人口減少で供給過剰もささやかれ、さながら「ミニバブル」である◆コンビニでは最近、コーヒーが抜群においしくなった。1杯100円。ATMでお金を引き出すだけで1回108円。うーんとうなっていたら、今年のサラリーマン川柳が目についた。「こづかいも マイナス金利と 妻が言う」-。そんなぁ。(史)

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