玄海原発4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、九州電力は15日、使用前検査を原子力規制委員会に申請した。来年2月に核燃料を装填(そうてん)し、3月上旬に再稼働する。3号機は既に使用前検査を始めており、年度内には2基が再び動き出すことになる。

 九電が申請した計画で検査は10月23日から来年4月までの半年程度を予定。検査中の3号機の再稼働を優先させるため人員的に無理が出ないよう計画し、検査期間が3号機より1カ月ほど長くなっている。

 核燃料193体の装填後、来年3月上旬に核分裂を抑えている制御棒を引き抜いて原子炉を起動し、発電を始める。4月に出力が100%になった状態で最終的な検査を行い、営業運転となる。4号機は2011年12月から定期検査に入り、停止している。

 使用前検査は、実際の安全対策設備が認可を得た工事計画通りに施工されているかどうかを、原子力規制庁の検査官が現地で確認する手続き。約1300の主要設備について構造や強度などを確認するほか、事故時の対応もチェックする。

 3号機の使用前検査は11日に始まった。12月にプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料32体を含む核燃料を装填、来年1月上旬に再稼働する。

 九電は「国の検査に真摯(しんし)かつ丁寧に対応し、再稼働に向けた安全確認に万全を期す」とコメントしている。

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