【北京共同】ノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波氏(61)が先月、末期の肝臓がんと診断され、服役中だった刑務所を出て遼寧省瀋陽市の病院に入院したことが分かった。同氏の弁護士、莫少平氏が26日、共同通信に明らかにした。

 劉氏は2008年12月、共産党の一党独裁廃止などを訴えた「08憲章」を起草したことから拘束され、10年2月に国家政権転覆扇動罪で懲役11年の実刑判決が確定。同年12月、ノーベル平和賞が贈られた。

 中国外務省の耿爽副報道局長は26日の定例記者会見で「その状況は把握していない」と答えるにとどめた。劉氏の妻、劉霞さんも当局によって北京で自宅軟禁下に置かれている。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは26日、劉暁波氏を即時、無条件で釈放して必要なあらゆる治療を受けさせ、劉霞氏も軟禁を解くよう求める声明を発表した。

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