草刈りをして水面をつくる作業に取り組む児童・生徒=佐賀市富士町

 県が準絶滅危惧種に指定している赤トンボの一種「ミヤマアカネ」を守る取り組みが22日、佐賀市富士町の嘉瀬川河川敷であった。富士小・中の児童・生徒28人が草刈りを行い、ミヤマアカネの産卵場所となる水面の環境を整えた。

 児童・生徒は総合的な学習の一環で草刈りに参加。鎌などを使ってゴミ袋100袋分の草を刈った。

 ミヤマアカネは体長約4センチほどで、県が2004年に準絶滅危惧種に指定した。緩やかな流れの水面に卵を産む習性があり、県内では富士町御殿の河川敷で確認できるという。

 講師を務めた高志館高指導教諭の中原正登さん(55)は減少の理由を「1960年ごろまでは多く確認できていたが、圃場(ほじょう)整備によって住みにくい環境になったのではないか」と推測。「毎年活動を続けることで、ミヤマアカネを維持していきたい」と話す。

 参加した富士小5年の細名春香さん(10)は「草刈りは大変だったけど、ミヤマアカネが増えてほしい」と笑顔を見せた。

このエントリーをはてなブックマークに追加