Danbaul×Styleの椅子、ソファなど。構造の簡素化を極限まで追及している

◆丈夫で再生が可能

 無から有を生み出す達人の三原宏樹さん(アルフデザイン代表)が強化段ボール・トライウォールと出合い、構造の簡素化を極限まで追及したビスなし、糊(のり)なし、道具なしの簡易組み立て式の段ボール家具(Danbaul×Style)を考案しました。

 顧客からの要請で段ボール棺の製作を手掛けたのをきっかけに、イベント用の椅子やベンチを作るのも面白いと試行錯誤を重ね、5月に特許も取得しました。強化段ボールは木材や金属に比べて軽く、3層構造で丈夫です。不要になれば回収再生が可能で、家具として既に他メーカーからも市販されていますが、機能性・デザイン性は群を抜いていると自負しています。

 Danbaul×Styleは、入れ替わりが頻繁な単身者用の短期滞在施設や感染症対策が必要な医療福祉分野での利活用が想定されます。人が入れ替わるごとに新品と交換し、旧品はリサイクルへ回します。

 日本のみならず地球上に起こり得る自然災害や紛争などにより、不運にも避難生活を余儀なくされる人たちに、これらの簡易家具が少しでも安眠できる場、集まり励ましあう場を提供できるのではと考え、こうした人を支援する紙による場の形成のコンセプトを「紙縁」と名付けました。

 11月に東京ビッグサイトで開催されるライフスタイル展にも出展が決まっています。まだまだ広がる「紙縁」についての問い合わせはアルフデザイン、電話0952(33)8961へ。ホームページはhttp://www.alph-design.com

(地域リポーター・川原理子=佐賀市)

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