25日、ベルギー南部ユイで、ティアンジュ原発の閉鎖を求めて手をつなぎ、「人間の鎖」をつくる人々(共同)

 【ユイ(ベルギー南部)共同】原子炉に多数のひびが見つかっているベルギー南部ユイのティアンジュ原発2号機などを巡り、周辺住民ら5万人超(主催者発表)が25日、手をつなぐなどして同原発前からオランダを経てドイツ西部アーヘンに至る3カ国にまたがる約90キロの「人間の鎖」をつくり「危険な原発」の即時閉鎖を訴えた。

 同2号機はベルギー北部ドール原発3号機と共に2012年、圧力容器に微細なひびが見つかり運転停止。13年に運転再開が許可されたが、14年に別の検査で異常値が出たため、15年12月まで再停止した。

 ベルギー東部から家族と参加した男性マルティンさん(46)は「(電力会社は)安全より金もうけを考え閉鎖時期を延ばした」と主張。東京電力福島第1原発事故後も「政府は、(ベルギーは)津波が来ないから大丈夫という姿勢だ」と憤る。主催者によると、90キロを結ぶには6万人以上が必要だが、人が足りない場所ではロープを渡すなどしてつないだ。【共同】

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