佐賀銀行の福岡市内の2支店に昨年侵入し、干隈支店から現金5430万円を盗んだとして、建造物侵入と窃盗の罪に問われた無職の被告(33)=福岡市東区=の論告求刑公判が22日、福岡地裁であり、福岡地検は「二つの事件で不可欠な役割を果たした」として懲役6年を求刑した。

 検察側は論告で、侵入にとどまった箱崎の事件では主に連絡役、干隈では現金を盗む実行役を担い、約1千万円の報酬を得たと指摘した。一方、弁護側は最終弁論で「成り行きから実行役を引き受けることになった」と情状酌量を求めた。

 被告は被告人質問で、仲間から犯行を持ち掛けられ、元行員の被告(43)=同罪などで公判中=の存在を聞き及んだと主張した。「銀行側が被害を受けても(信用面で)被害届を出さず警察沙汰にならないと聞いた」とし、干隈支店に関しては「行員がセキュリティーの引き上げがないから大丈夫と言っていると聞いた」と述べた。

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