唐津市鎮西町の串崎風力発電所で21日に発生した火災は、約16時間が経過した22日午前6時50分ごろに鎮火が確認された。運営する鎮西ウィンドパワー(横浜市)の金森聖一社長は福岡市で会見し、停止した風車の再起動を試みた際に煙が出たことを明らかにした。「地域にご迷惑とご心配をおかけした」と謝罪し、「2カ月後をめどに原因を究明し、再稼働に向けた検討を進めたい」と述べた。

 同社によると、風車は遠隔で操作し、風速が毎秒25メートルを超えると安全装置が作動して自動停止する。21日は午後2時ごろ、風速6~7メートルの状態で停止した。そのため唐津市の協力会社の社員を派遣、再起動を試みたところ煙が出た。

 2004年8月の火災では、羽根の回転軸と発電機の間にある動力伝達装置のブレーキから出火した。対策を施した上で05年に建て替えたことや今回の出火時の映像から、金森社長は「同じ原因とは考えていない」と話し、変圧器を火元の可能性として挙げた。設備は年に2回点検し、今年5月の点検では異常は見つからなかったという。

 同社は、約60メートルの高さにある装置をクレーンでつり下ろして調べる。下ろすまでの段取りや地元への説明で1カ月程度はかかるとみている。

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