豪雨で流れ着いたごみや流木を回収する漁業者=佐賀市川副町の戸ケ里漁港

■ノリ漁影響回避へ

 佐賀県有明海漁協は22日、7月上旬の九州北部豪雨で有明海に漂着した大量のごみや流木の一斉回収に取り組んだ。110隻550人態勢で作業し、概算で630立方メートルを撤去した。漁協によると、回収はおおむね終了し、9月に始まるノリ漁への影響は避けられる見通し。

 漁協の一斉回収は7月22~26日以来2度目。この日は東部地区8支所で実施した。佐賀市川副町の戸ケ里漁港では、南川副、早津江、大詫間、諸富の4支所が午前7時ごろから約60隻を沖合に出して回収、陸では6台の重機を使って流木などを引き上げた。

 早津江支所の松尾健一運営委員長(58)は「漂着ごみはだいぶ減っている。ただ、ヨシのクズなどの異物がノリに入るとクレームが出るので、今のうちに取れる分は取っておきたい」と話していた。

 前回は全15支所が参加し約2570立方メートルを撤去した。今回は、中部、西部、南部地区は海域の漂流物が少なかったため、21日に実施したたら支所を除く6支所は作業を見送った。

 県によると、確認された漂流・漂着量は約2万1500立方メートルで、18日現在で約2万700立方メートルの撤去が完了している。30日には沿岸4県が連携した一斉清掃「有明海クリーンアップ作戦」を実施する。

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