佐賀市の秀島敏行市長は22日、市職員が運転する公用車で市内の連合佐賀を訪れ、10月の市長選の推薦願を提出した。市は内規で政務での公用車使用を禁じているものの、スケジュールの都合上、公務に支障の出る恐れがある場合は利用を認めている。複数の市議から「政務での公用車利用は公私混同ではないか」と批判する声が上がっている。

 秀島市長や市秘書課によると、午前9時半に市北部で講話する公務があった。昼前、公用車で市役所に戻る途中に連合佐賀の事務所(神野東)に立ち寄り、推薦願を出した。その後、庁内で打ち合わせに入った。

 市は秀島市長就任後に公用車の運用ルールを定め、公務時間を十分に確保する場合に例外的に政務での利用を認めている。今回の運用について秘書課は、問題はないとの認識を示している。

 秀島市長は佐賀新聞社の取材に対し、推薦願提出に公用車を使ったことを認めた上で「公務から公務のついでだった。時間は5分程度だったが、よろしくはない」と釈明した。

 ある市議は「3期務めて現時点で対抗馬がいないから緩みきっているのではないか」と指摘、別の市議は「推薦願は完全に政務で緊急性もない。公用車と職員を使うのは、有権者、市民目線からするとものすごくおかしい」と批判した。

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