出光興産の創業家代理人は26日、29日の株主総会で、昭和シェル石油との経営統合に反対する従来の主張を展開する考えを明らかにした。昭和シェルの太陽光事業での赤字などを理由に挙げ「一緒になるべきではないのではないか」と経営方針をただす予定。月岡隆社長ら取締役の選任議案に反対する意向で、総会は波乱含みだ。

 創業家側が準備中の質問事項を会社側に伝えた。「昭和シェルは事業の多角化に失敗している」と指摘するほか、会社側が年間500億円と見込む統合による相乗効果の積算根拠や、統合が予定より遅れていることで生じた費用も確認する。

 出光と昭和シェルは合併に合意したが、計33・92%の出光株を保有しているとされる創業家の反対で進んでいない。昨年の株主総会の取締役選任決議では、創業家側が反対票を投じたため月岡社長が過半数ぎりぎりで再任した。【共同】

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