小城、多久、江北、大町の2市2町にまたがる横辺田(よこべた)四国八十八か所の写真展が、江北町のギャラリー「ちゅうりっぷのうた」で開かれている。地元にも知られていない霊場をふんだんな写真で紹介し、地域の歴史を伝承しようと探訪会のメンバーが開いた。30日まで。

 横辺田の霊場は、約200年前の江戸後期、地域で続いた不作から、四国の各霊場の土を持ち帰り石仏を安置したことに始まるとされる。探訪会メンバーの松尾義幸さん(69)=小城市=が、小城市の寺の石仏に札所番号が彫られているのに気づき、2000年から調査を始めた。探訪会は翌年に第1回を開催し、以来、時には場所を特定しながら年2回開催しており、今年の秋で30回目を迎える。

 28日には、今春までに四国霊場を巡った田中源一さん(69)=江北町=が巡礼体験を語る会も催され、約10人が耳を傾けた。写真展を企画した松尾さんは「身近に八十八か所があることを知ってほしい。巡ることで次世代に伝わり、より大切に残されていくと思う」と話していた。

 観覧時間は午前10時から午後5時。問い合わせは会場、電話0952(86)4520へ。

(写真説明)

各札所の写真がずらりと並べられた横辺田四国八十八か所展の会場=江北町のギャラリー「ちゅうりっぷのうた」

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