厚生労働省が28日発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0・02ポイント上昇し、1・45倍だった。バブル経済末期の1990年11月以来、26年4カ月ぶりの高い水準となった。総務省が発表した3月の完全失業率(季節調整値)は、前月と同じ2・8%で横ばいだった。

 景気の緩やかな回復を背景に企業の人手不足感が強まっており、求人は増加している。総務省は「製造業を中心に正社員が増えるなど、雇用情勢は着実に改善している」と説明した。

 有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す。バブル期の最高は90年7月の1・46倍だった。

 2016年度平均の有効求人倍率は前年度比0・16ポイント上昇の1・39倍、16年度平均の完全失業率は前年度比0・3ポイント低下の3・0%。いずれも7年連続の改善となった。

 3月の求人倍率を求人票が届けられたハローワークが所在する都道府県別でみると、最高は東京の2・06倍、最低は沖縄の1・01倍だった。

 男女別の失業率は、男性が前月比0・2ポイント低下の2・8%。3%を下回るのは21年10カ月ぶり。女性は前月と同じ2・7%だった。完全失業者は、前年同月比28万人減の188万人。3月の新規求人は前年同月比6・5%増加。産業別では運輸業・郵便業、建設業、製造業などが10%以上伸びた。【共同】

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