国営諫早湾干拓事業の開門調査を巡る問題に関連し山本有二農相は26、27の両日、佐賀、長崎県を訪れ、両県知事や漁業者らと会談し、干拓地を視察する。現地訪問は、3日の内閣改造で就任後初めて。

 26日は佐賀市役所川副支所で、山口祥義知事や関係市町の首長らと会談した後、県有明海漁協で佐賀、福岡、熊本の3県漁協・漁連と意見交換する。開門訴訟の勝訴原告である漁業者や弁護団とも意見を交わす。

 27日は諫早湾干拓堤防管理事務所で事業概要や漁業状況の説明を受け、干拓地で営農者らと情報交換する。その後、諫早市のホテルで長崎県の中村法道知事らと会談する。

 開門を巡る訴訟の和解協議で国は開門に代わる有明海再生策として基金創設を提案し、長崎地裁は9月6日の和解協議までに基金案に対する関係者への意向調査を農水省に求めている。沿岸4県と各漁協・漁連が受け入れるかどうかが焦点になっているが、これまで賛同したのは長崎県だけにとどまっている。

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