山口知事の玄海原発3、4号機の再稼働同意について見解を述べた九州電力の瓜生道明社長=福岡市の電気ビル共創館

 九州電力の瓜生道明社長は28日、佐賀県の山口祥義知事が玄海原発3、4号機の再稼働同意を表明したことについて、「大変重く受け止めている。県民の安全を考え、重たい使命と責任の中で熟慮して判断された」と語った。再稼働の時期に関しては「国の審査が残っており、中長期的にまだ見えない」と述べるにとどめた。 

 福岡市で開いた決算説明の会見で記者の質問に答えた。原発への不安を払しょくする方策では、「安全対策に不断の努力を重ね、地域の皆さんに安心いただくよう丁寧なコミュニケーション活動に努めたい」と強調した。ただ、実施する地域は、「事業者側が地域を特定するのはおこがましい。私たちに与えられたテーマと考えフェース・トゥー・フェースでやっていきたい」と明言を避けた。

 玄海原発30キロ圏内の佐賀、長崎県内の4市長が再稼働に反対していることに対しては、「(賛否に関係なく)要望があればお会いして説明したい。(避難計画などは)国全体で考えるべきことで、事業者が声を上げることではない」との考えを示した。

 玄海2号機を再開するか廃炉にするかの質問には、「そこまで行き届いていない。2020年までに判断する」と答えた。

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