タイの日本人街シラチャに開設した森鉄工の現地法人「MORI TEKKO THAILAND」。自社製品の修理などに対応する(提供写真)

 プレス機械製造の森鉄工(鹿島市、森孝一社長)が、アジア圏の企業に納入した自社製品のアフターサービスを専門にする子会社をタイに開設した。取引先の海外進出が盛んなためで、現地での修理に対応する。

 同社の主力製品は、自動車部品製造に欠かせない「油圧式ファインブランキングプレス」。厚板のほか、大物や複雑な形状の部品成形に対応でき、同分野では世界トップシェアを誇る。

 同社の2016年2月期決算の売上高は約47億円。うち約15%が東南アジア圏に進出した日本企業や地元企業との取引という。国内市場が頭打ちとなる中、自動車メーカーは部品の現地調達の比重を高めており、今後、製造機械の修理要請もさらに増えることが予想される。

 現地法人は、タイで有数の日本人街として知られるシラチャに開設。社名は「MORI TEKKO THAILAND」。代表は森社長が務め、タイ人のスタッフなど4人で業務を始める。

 機械のメンテナンスを中心とするほか、自社製品の営業や技術セミナー開催など幅広く活動する。森社長は「現地法人があることで迅速な修理サービスができる。取引が拡大しているインドやインドネシアなど隣国にも展開したい」と期待を込める。

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