熱々の黄金色のスープに浸った中華麺に、ゆで豚、青ネギ、もやし…。スープをすすると、口の中いっぱいにうま味が広がる。

 唐津市のJR浜崎駅前で大正時代から続く堀田食堂。創業時から変わらぬ店内は、昼時になると地元の農家やサラリーマンたちでにぎわう。

 看板メニューは、冒頭の「ラーメン」(500円)。昭和30年代にメニューに加え、今では来店客の半数以上が注文する人気メニューだ。

 店主の堀田剛司さん(75)が腕を振るうラーメンのスープには、アジなど数種類の魚介から取っただしを使用。臭みを消すため、1時間ほど強火でしっかり煮る。具材もだしと一緒に煮て、うま味を染み込ませる。「だしは鍋に付きっ切りであくを取る。飲み干してくれる人も多いよ」と、堀田さんは笑顔で話す。

 今後、駅舎の建て替えが予定されている浜崎駅。町並みは変わろうとも、盆や正月には変わらぬ味を求めて、帰省客も多く訪れる。ラーメンの味に、故郷の思い出が重なり合う。

 

店名  堀田食堂
住所  唐津市浜玉町浜崎1002―1
営業時間  10時半~19時
定休日  日曜
電話  0955(56)6549
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