1回戦・伊万里・有田消防-カタフチ医院 3回の満塁のピンチを切り抜け、笑顔を見せる伊万里・有田消防の田中謙志郎(右)=三田川中央公園グラウンド

 伊万里・有田消防が右腕田中の粘投で逃げ切った。

 伊万里・有田消防は同点の三回、先頭の1番仙波が出塁し、相手投手の制球の乱れに乗じて三塁まで進むと、4番澁谷の右前適時打などで一気に4点を奪った。

 カタフチ医院は三回と五回に満塁の好機を得たが、生かせなかった。

伊万里・有田消防(伊万里)

 104000-5

 100000-1

カタフチ医院(杵島)

 (六回時間切れ)

(伊)田中―澁谷

(カ)橋本―木下、内野

▽二塁打 木下(カ)

■悪条件下で力投

 悪条件のマウンドで力投した伊万里・有田消防の田中謙志郎が、チームに勝利を呼び込んだ。降り続く雨で100分以上にわたって中断した第1試合。それでも大きく崩れることなく、高い集中力を保った。

 初回は両チームとも暴投から失点。アンダースローの田中は軸足の踏ん張りがきかずに苦しんだ。三回裏、被安打と四球で2死満塁のピンチを招いたが、次の打者を中飛に抑えた。「転がされていたら危なかった」。水たまりができたグラウンドは打球処理が困難だった。田中は飛球を誘う下手投げの特性を生かし、アウトを積み上げた。

 巧みな制球で三振も奪ったが、「要所で守備に助けられた」と控えめに話す。仕事柄、選手がなかなかそろいにくい消防チーム。7年ぶりの県大会で初陣を飾った。

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