祖母のニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして感謝状を受けた松田未怜さん(左)と母のみゆきさん=鳥栖警察署

◆松田さん(鳥栖西中)に感謝状

 鳥栖署(田中千昭署長)は24日、ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだとして、鳥栖市立石町の松田未怜さん(15)=鳥栖西中3年=に署長感謝状を贈った。同居する祖母への保険料還付名目の電話を詐欺だと見抜いた。松田さんは「おばあちゃんを守れてうれしい」と胸を張った。

 22日午後1時25分ごろ、松田さんが祖母と2人で自宅に居たところ、鳥栖市役所職員を名乗る男から祖母宛てに電話があった。「番号が非通知だから怪しいと思った」と松田さん。やりとりをそばで聞いていると、急に祖母が黙り込んだ。

 機転を利かせてスピーカーフォンに切り替えると、男から「銀行」という単語が出た。「お金の話が出るのはおかしい」と考え、「詐欺の電話じゃないの?」と大きな声で注意した所、相手が電話を切った。その後市役所に問い合わせて、電話の相手が偽物だったことを確認。祖母と共に鳥栖署に通報した。

 松田さん宅では、普段から家族で警察などが発表する詐欺被害の情報を共有しているという。母のみゆきさん(48)は「娘は日頃からおばあちゃんを助けてくれているが、今回は本当に機転が利いたと思う」と我が子の成長に目を細めていた。

 24日が誕生日だったという松田さん。「感謝状は良いプレゼントになりました」と白い歯を見せ、「私が詐欺防止の役に立てたことを祖父母と暮らす友人たちにも知ってもらい、1件でも詐欺被害が減れば」と話した。鳥栖署管内では7月末までにニセ電話詐欺被害が9件、3679万円発生している。

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