学習障害について、自らの経験をもとに話す南雲さん(左)=佐賀市のメートプラザ佐賀

■読み書き困難、苦悩明かす

 発達障害について考える講演会が26日、佐賀市のメートプラザ佐賀で開かれた。読み書きに困難が生じる学習障害「ディスレクシア」について、通信制明蓬館(めいほうかん)高校の共育コーディネーターを務める南雲明彦さん(32)が自らの経験をもとに講演。市民ら約250人が参加し、障害に寄り添う心を学んだ。

 南雲さんは不登校になった学生時代に触れ「友人などに文字を書くのが難しいと打ち明けることができなかった」と当時の苦悩を紹介。「障害によって、人と本音で向き合えなくなってしまう危険性がある」と訴えた。

 ディスレクシアは長い文章を正確に読めなかったり、文字がゆがんで見えるなどの障害。そのため、眼科を受診しても詳しい原因の特定に結びつかなかったという。

 南雲さんは「人の見え方と自分の見え方が違うとは想像していなかった。障害について『よく分からない』と距離を置かないで、対話して信頼関係を築くことが大切」と呼び掛けた。

 講演会は佐賀市と佐賀市社会人権・同和教育推進協議会が主催した。

このエントリーをはてなブックマークに追加