玄海原発3、4号機の再稼働に同意しないよう求める岸本英雄町長宛ての文書を読み上げる脱原発を訴える市民団体のメンバー(奥)=東松浦郡玄海町役場

 東松浦郡玄海町議会が町内に立地する九州電力玄海原発3、4号機の再稼働に同意したことを受け、脱原発を訴える佐賀、福岡の市民団体メンバーが27日、佐賀県庁と玄海町役場を訪れ、再稼働に同意しないよう求める文書を提出した。

 玄海町役場では、「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」など4団体が、再稼働反対に賛同する全国129の団体名が入った要請書を担当者に手渡し、町として最終判断を下す岸本英雄町長に同意しないよう求めた。

 メンバーは24日の町議会特別委でのやりとりを「委員長が議員の意見を『黙れ』と封じ込めていいのか」と批判。「福島の人は苦しんでいる最中。命の責任は誰も取れない」「原発を稼働するかの同意権は住民にある。裏を返せば拒否権もある」などと訴えた。

 一方、佐賀県に対しては山口祥義知事が「もともと同意権は存在しない」との認識を示したことに関し、「自らの権限を放棄して、国の事務的な手続きだけを請け負うだけなら許されない」と強調した。県民説明会についても、周知不足や質問時間の制限、説明の分かりにくさなどを指摘し、改善を求めた。

このエントリーをはてなブックマークに追加