増収増益で4期連続の黒字決算が報告された松浦鉄道の株主総会=佐世保市のアルカス佐世保

 伊万里市や西松浦郡有田町など4市2町を結ぶ第三セクターの松浦鉄道(本社・佐世保市)は27日、定例の株主総会を佐世保市内で開いた。2016年度決算は、昨年4月からの平均10%の運賃値上げもあって増収増益で4期連続の黒字となった一方、輸送人員は微減した。

 運賃収入は前年度比4・1%増の6億6236万円で、輸送人員は同2・9%減の282万2千人。上半期は熊本地震による観光低迷や台風・大雨による運休遅延が相次いだ影響で伸び悩み、運賃収入も当初の想定の7%を下回った。

 営業収益は前年度比2・5%増の7億5210万円、当期純利益は同195・7%増の1779万円。運賃改定や軽油価格の下落で収支が改善した。国庫や沿線自治体からの補助金総額は2億2729万円。

 一方で沿線の人口減少や少子化で通勤・通学の定期利用客は1995年をピークに減少が続く。同社の今里晴樹常務取締役は「ビール列車の運行や駅を発着点としたウオーキング大会の開催で利用客も回復しつつある」と新規の一般客の取り込みに活路を見いだす考えを示した。

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