検査施設の増設で進出協定を結んだブルームの山﨑信二社長(左)と峰達郎唐津市長=唐津市役所

■最新機器で農産物分析 

 唐津市浜玉町の化粧品成分分析会社ブルーム(山崎信二社長)が、検査施設を増設する。農産物の輸出拡大を受け、残留農薬などの農産物・食品分析に素早く対応できる機器を完備。来年1月に操業し、化粧品で培ったノウハウを新分野で生かしていく。

 検査施設も兼ねている本社の隣接地1千平方メートルに、鉄骨平屋建ての施設(約400平方メートル)を約1億円かけて建設し、昨年導入した4台の最新分析装置などを配置する。

 これまで農産物は化粧品の原料としての検査が中心で、輸出向けの検査需要もあった。1週間かかっていた分析時間を最新機器は1、2時間に短縮でき、農産物に対応しやすくなった。

 同社は化粧品の輸出入代行業務も手掛けており、27日に唐津市と進出協定を結んだ山崎社長(60)は「各国の基準に合わせた検査を実施し、安心安全の根拠を示していきたい」と語った。既にJAからつと品質管理契約を結んでいる。

 施設にはクリーンルームやバイオ室も整備する。海外では動物実験が実施された化粧品や原料の販売を禁止する動きもあり、人間の細胞を使った代替実験を実施する。峰達郎市長は「化粧品の新たな潮流であり、今後のコスメ構想の推進にも弾みが付く」と期待を寄せた。

 ブルームの売上高は3億2千万円(16年9月期)で、検査施設の増設により、初年度は3千万~5千万円の増収を見込む。従業員は現在40人で、2023年までに新たに10人の地元雇用を計画している。

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