開館したばかりの旧大島邸で開かれた三流派合同茶会=唐津市南城内

 唐津市南城内の旧大島邸で29日、開館を記念し、宗〓流、裏千家、表千家による「三流派合同茶会」が開かれた。移築復元された明治中期の和風邸宅は茶室棟を備えており、約200人が茶文化を空間とともに楽しんだ。

 6畳と3畳をつなげた茶室で濃茶、15畳大座敷で薄茶、庭の野だては立礼で、各流派がそれぞれ担当した。同日始まった唐津やきもん祭りを目当てにした観光客が興味深そうにのぞき込む姿もあった。

 旧大島邸は唐津の近代化に尽くした大島小太郎(1859~1947年)の旧宅。唐津では1817年に奥州棚倉から小笠原氏が入部するとともに宗〓流が根付き、大島家とも関係が深い。小太郎の長男の嫁鎮(しず)子さんに宗〓流を学んだという同市北波多の原田キワ子さん(75)は「取りつぶされる直前だった建物がこうして残り、茶会ができる。先生や大島家への供養になる」と話していた。

 旧大島邸には23日の開館から28日まで1日平均50人が来館している。

※〓はギョウニンベンに編のツクリ

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