今年の県大会で、準優勝の賞状を持って集合写真

授業が終わったら、グラウンドに飛び出す部員たち。前列中央が福地キャプテン

 全日制の生徒が下校する夕方5時、入れ替わるように定時制の生徒たちが登校してくる。午後9時頃まで4限授業を受け、さらにその後は部活動の時間だ。9部活動のうちの一つ、軟式野球部は、照明の光を頼りにグラウンドで“ナイター練習”に励んでいる。

 現在の部員数は4人。そのうち野球経験者は2人のため「まずはキャッチボールの練習から始まった」と、顧問の浦郷正一郎先生(58)は苦労を語る。しかも、午後9時半には照明が自動的に落ちるため、練習時間がわずか30分しかない。始めにキャッチボールで体を慣らした後、シートノックで守備練習をしていれば、もうタイムアウト。満足のいく練習にはほど遠いが、それでも「指導の中で生徒たちは成長している」と浦郷先生は実感する。

 バスケ部から部員を借りて4年ぶりに出場した定通制軟式野球県大会(5月開催)では、鳥栖工業高とのシーソーゲームを制し、7対6で勝利。7月1日に多久球場で行われる西九州大会への出場を決め、福地修一郎キャプテン(23)=セラミック科4年=は「余裕」と強気で構える。夜特訓を積み、さらなる1勝をつかみに行く。(マキ)

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