「LANDLOG」の発表会見で、共同開発する3社の関係者と並ぶオプティムの菅谷俊二社長(右)=東京都江東区の東京ビッグサイト

■現場データ集積、人工知能で分析

 ソフトウエア開発「オプティム」(本店・佐賀市、菅谷俊二社長)は、建設分野でのIoT(モノのインターネット)活用を目指す基盤システムを建機メーカー大手のコマツ(東京都)など3社と共同開発する。システムの企画・運用を行う合弁会社を10月に設立。建設現場のデータを細かく収集し、効率的な施工を指導するクラウドサービスに取り組む。

 システムの名称は「LANDLOG」(ランドログ)。コマツが構築してきた建設現場向けクラウドサービスの一部機能を移譲する。測量や施工、検査など建設に関わる膨大なデータを集め、人工知能(AI)による分析で最適な作業方法を導き出す。

 具体的には工事車両の動き、施工による地形の変化、現場近くの道路などの画像を蓄積する。これらのデータを基に優先すべき作業、車両や人員の適切な配置、土砂の運搬ルートなどを伝えるアプリケーションソフトを開発する。熟練技術者が経験の浅い作業員に情報機器を通じて指導するなど、人手不足対策にも取り組んでいく。

 プロジェクトにはNTTドコモ(東京都)、IT企業のSAPジャパン(同)も参加し、無線通信などそれぞれの得意分野を持ち寄る。オプティムは、これまで培ってきたIoT、AI技術を提供する。

 オプティムの友廣一雄取締役は「第4次産業革命を建設分野で実現させたい。グローバル企業とのビジネスになるだけに、将来的には海外にもサービスを提供できれば」と意欲を示す。

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