鍋島藩の伝統技法を伝える伊万里市大川内町でも29日、春の窯元市が始まった。今年から有田陶器市の期間中の開催となり、相乗効果もあって初日から焼き物ファンでにぎわい、新緑とツツジに彩られた古窯めぐりを楽しんでいた。5月3日まで。

 佐賀・長崎両県の肥前窯業圏が昨年、日本遺産に登録をされたことを受け、初の大型連休中の開催。30の窯元が軒先での青空市や茶のおもてなし、訳あり品の特価販売などで通りは活気にあふれていた。

 夫、息子夫婦と有田陶器市とはしごした女性(70)=大分県杵築市=は「季節に合わせて焼き物を楽しみたいので、いろいろ買い込んでしまって。景色も素晴らしいところでまた来たいですね」とほくほく顔。伊万里鍋島焼協同組合の畑石眞嗣理事長は「肥前窯業圏が一体となった一大イベントに育ってほしい。有田と唐津の中間点なので、観光ルートづくりも急ぎたい」と話した。

(上)(左)軒先でも青空市があり、掘り出し物を求めて多くの焼き物ファンが訪れた=伊万里市大川内町の鍋島藩窯坂

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