望ましい人権学習の在り方を講演で示した全国人権教育研究協議会の中村衛さん=佐賀市文化会館

 学校や地域で人権教育に携わる関係者を対象にした「九州地区人権・同和教育夏期講座」が23日、佐賀市で始まった。九州各県から教職員ら約2500人が参加し、24日まで2日間にわたり、差別や排除を生まない教育の在り方を学ぶ。

 初日は全国人権教育研究協議会監事の中村衛さんが、学校での人権学習の現状と課題を話した。

 同和教育に関しては「部落問題の知識や、差別はいけないという考えを育むことはできていても、子どもたちに『ひとごと』だと思わせていないか」と指摘した。その上で、自分たちの問題だと捉えられるような体験型の学習を取り入れることなどを提案した。

 また、年間に数時間の人権学習にとどまらず、誰もが孤独感を味わうことなく安心して学べる環境づくりを進めることが大切だと強調した。

 講座は各県の人権・同和教育研究会などが毎年持ち回りで開催している。24日は、いじめや学習支援をテーマに分科会などがある。

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