台風18号が上陸した九州では17日、河川氾濫などを警戒し、大分、宮崎両県の計7市町が、計約3万3千世帯の7万5千人超に避難指示を出した。

 大分県で避難指示を出したのは佐伯、津久見、臼杵の3市。佐伯市で民家の裏山が崩れたほか、床上浸水が発生。同市を流れる番匠ばんじょう川が氾濫した。津久見市では床下が浸水したとの通報が消防に寄せられた。大分市でも冠水した道路があり、行き交う車はフロントガラス付近まで水しぶきをあげていた。

 宮崎県では宮崎、延岡の2市と日之影、門川の2町が避難を指示。2市で民家の屋根瓦が飛散したり、道路が冠水して濁った水が住宅街にあふれたりといった被害があった。

 共同通信の集計では17日午後4時現在、九州7県で少なくとも計5千人が避難。大分県で約1200人、宮崎県で約1300人が公民館などへ逃げた。

 九州電力によると、長崎県を除く九州6県で、最大約3800戸が停電。JR九州によると、九州新幹線が熊本―鹿児島中央間で始発から運転を見合わせたほか、終日運休する在来線の特急列車もあった。【共同】

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