藤井聡太四段の快進撃の影響で、将棋を始める子どもが佐賀県内でも増えている(写真は5月に西松浦郡有田町で開かれた有田陶器市協賛将棋大会)

■生徒倍増、「塾」が復活

 公式戦29連勝の新記録を達成した中学生プロ棋士、藤井聡太四段(14)の活躍に影響され、将棋を始める子どもが佐賀県内でも増えている。各地の将棋教室には、「藤井フィーバー」の高まりとともに申し込みが相次ぎ、開催日を増やすなど対応を迫られているところも出ている。

 県内で子ども向けの将棋教室を開いているカルチャースクールや日本将棋連盟の地域支部によると、藤井四段がデビュー戦で加藤一二三九段に勝利し、快進撃が始まった昨年末以降に申し込みが増えたという。

 佐賀市のイオンモール佐賀大和で小中学生を対象に開いている将棋教室は、6人だった生徒が現在、12人に倍増した。1人の講師が一度に指導できる人数を超えたため、7月から2クラスに分けて対応する。

 日本将棋連盟鳥栖支部の「こども将棋教室」は小中学生36人が通い、このうち10人は藤井四段がデビュー戦からの連勝記録を更新した4月以降に入門した。この教室は申し込み者が多いため、詰め将棋の試験を課しているが、それでも希望者が絶えないという。

 岩村福雄支部長(66)=鳥栖市=は「近年は将棋をテーマにした漫画や映画がヒットして、ちょっとしたブームにはなっていたけれど、藤井君効果でさらに火がついた」と話す。

 武雄支部の「ジュニア将棋塾」は生徒が途絶え休講状態だったが、今春に小学生3人が入塾した。

 武内小2年生でプロ棋士になるのを夢見る宮原陸君(7)=武雄市=は「僕も将棋が強くなって、藤井さんと戦ってみたい」と意気込む。指導をしている岸川実さん(66)=杵島郡江北町=は「藤井四段の強さは桁外れ。この先も連勝記録を伸ばし、将棋ファンをもっと増やしてほしい」と期待を寄せる。

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