まちの未来を考え、一般質問に臨んだ中学生議員たち

図書館建設について意見を述べ、答弁を引き出した=吉野ヶ里町三田川庁舎議場

これからの神埼市について議論した市内の3中学校の生徒会役員たち=神埼市庁舎

■吉野ケ里町の中学生が「議員」 答弁引き出す

「図書館、10年計画に盛る」町長答弁

 吉野ケ里町内の中学生が「議員」となって登壇する子ども議会が23日、三田川庁舎の本会議場で開かれた。多良正裕町長や各課長ら執行部に対し、8人の生徒が一般質問。町内の図書館新設に向けて多良町長の前向きな答弁を引き出すなど、よりよいまちの未来をつくるため、自らの思いを投げかけた。

 子ども議員は学校トイレの洋式化や特産物を用いた学校給食などさまざまな質問を繰り広げた。環境への配慮を重視して町内施設の電球をLEDに変更する提案などもあった。

 図書館については「町の10年計画にしっかりと文章で『この町に図書館が必要』と盛り込む」と多良町長。答弁を引き出した鶴田ひとみエンジェルさん(15)は「緊張したけど、意見を伝えることができてよかった。気軽に話せる明るい図書館がいいな」と笑みをこぼした。

 東脊振中は今回、3年生全員から議員希望者を募って臨んだ。議長を務めた久次みなみさん(15)は「三田川中の生徒が提案した『中学生の主張大会』など、勉強になることが多かった」と感想を述べた。自身の思いについては「結構道にごみがあるのが残念で、もっと多くの人が『来たい』と思う明るい町になれば」と語った。

■神埼市では中学生サミット 地域浮揚策語り合う 

 神埼、千代田、脊振の三つの中学校の生徒たちによるサミット会議が23日、市役所で開かれた。生徒43人が「これからの神埼市を創る」というテーマで少子高齢化への対応や空き家問題などを活発に議論。松本茂幸市長や職員らも加わり、班ごとに考えた魅力あるまちづくりを発表した。

 まず松本市長が「自分たちの足元を見つめることが大切」と市の現状について講話した。合併後に世帯数は増えたが、人口が1960人減ったことを報告。2060年に人口が2万人ほどになるとした統計も示した。これを受け、生徒たちはそれぞれ意見やアイデアを述べた。

 発表では道の駅や宿泊施設など観光面の充実やPRの促進、高齢者の雇用創出などの意見が出たほか、まつりや清掃活動など「世代を超えた交流を増やして地域を盛り上げる」という思いが語られた。

 千代田中生徒会長の莊山翔太君(15)はUターンなどの定住対策と空き家問題を結びつけて発表し「市民として地域のことをもっと知って考えていきたい」と話していた。

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