小学校の建設工事が進む森友学園の用地=27日午後、大阪府豊中市(共同通信社ヘリから)

 大阪市の学校法人「森友学園」が、大阪府豊中市に建設中の小学校用地から出たごみ交じりの土砂を埋め戻したとされる問題で、豊中市は27日、廃棄物処理法に基づき現地を調査した。大阪府内の施工業者から聞き取りも実施。市側は記者会見で「ごみ交じりの土を1年近く仮置きしていたと説明を受けた」と述べ、ごみを事実上放置していたとの認識を示した。

 市の脇山啓文環境部長は「埋め戻しがあったかどうか今日は確認できなかった」とする一方、市担当者は取材に「排出したごみは速やかに処分するのが基本。穴を掘って仮置きした事例も聞いたことがない」と指摘。用地の土を掘ってごみを仮置きしたとする学園側の説明に疑問を示した。

 市側は会見で、ごみの保管を明示した掲示板がなく、廃棄物処理法の保管基準に違反するとも指摘した。

 市は、埋め戻しが事実なら不法投棄になるとして28日以降も調査を継続する方針。「汚染土を埋め戻した」と証言した京都府の処理業者や土地所有者の学園から事情を聴くことも検討している。

 国会では野党が衆院予算委員会で改めて森友学園を巡る追及を強めた。

 学園運営の塚本幼稚園(大阪市淀川区)では2015年に開いた「秋の大運動会」で園児に「首相頑張れ」と選手宣誓させていたことが判明している。【共同】

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