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 松浦党二代目源直は久安年間(1150年ころ)に現在の東山代町の山ン寺に本拠地を置き、同町里に政庁を設け、一門の祈願寺として東山代町脇野に岩戸山宝積寺を開基しました。

 また、源直は松浦党一門の安泰と山代の地を鎮める政庁の鎮守として同町里に陸の鎮守として一の宮「青幡神社」、同町上白幡地区に海の鎮守として二の宮「白幡神社」を創建したと伝えられています。

 青幡、白幡の社号は定かではありませんが、天岩戸の神事にちなんで出兵の折に青幡・白幡を左右の先鋒旗とした故事によるものという説があります。

 白幡神社には海上安全、漁業・貿易守護など、航海・海の神様とされている住吉三神と呼ばれる表筒男命(うわつつのおのみこと)、中筒男命、底筒男命が祀(まつ)られていて、海の武士団として活躍した松浦党が航海の安全を祈り、一族の安泰を願い、海上交通の神として崇拝していました。

 白幡神社は氏子の日尾区民によって遷座されたと伝えられ、現在は伊万里湾を望む同町日尾地区に移されていますが、青幡神社とともに松浦党の創建という伝承をもつ歴史の深い古社です。(地域リポーター・中尾良樹=伊万里市山代町)

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