工場増設の進出協定を結び、手を握る(右から)トヨタ紡織九州の坂田一夫・販売管理部門担当役員、坂井俊之唐津市長、TBソーテック九州の湯舟輝和社長=唐津市役所

 唐津市は25日、同市相知町にある自動車用シートカバー製造の「TBソーテック九州」の工場増設に伴う進出協定を同社と親会社の「トヨタ紡織九州」(神埼市)と結んだ。トヨタ紡織九州が3億円を投資し、隣接地に900平方メートル増床して建物面積を約1・3倍にする。来年10月の操業開始を目指す。

 トヨタ紡織九州は、トヨタ自動車が世界で展開している高級車ブランド「レクサス」の内装品などを手掛けている。欧州のライバル車種との競争の中で、意匠を凝らしてシートの付加価値を上げる戦略から発注の単価増が見込め、TBソーテック九州の能力増強につながる工場増設となった。

 トヨタ紡織九州の坂田一夫・販売管理部門担当役員は「デザインが凝ると裁断ピースが細かくなって、縫製ミシンの距離が長くなり、また難しくなる。ミシンもたくさん欲しいし、従業員も集まってもらいたい」と語った。

 現在180人の従業員を地元から新規で80人増やす計画。坂井俊之市長は「若者の流出が続く中、工場増設はそれを食い止めるいい要因になる」と歓迎した。

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