冬のボーナスシーズンを迎えてキャンペーンに取り組む佐賀銀行。スーパー定期預金に新規で30万円以上預け入れた人には、抽選でギフト券を贈る=佐賀市の同行本店

 冬のボーナスシーズンを迎え、県内の金融機関が預金獲得キャンペーンに力を入れている。日本銀行のマイナス金利政策もあって、店頭金利への金利上乗せは難しくなってきており、グッズやギフト券のプレゼントなどを含めて顧客引き留めに躍起になっている。

 佐賀銀行は今年初めて金利上乗せをやめた。スーパー定期預金(1年物)を新規に30万円以上預け入れた人のうち、抽選で2千人に千円のギフト券を贈る。30万円ごとに抽選権1口を得ることができるという。

 佐賀共栄銀行は、金利上乗せかギフト券の特典かいずれかを選ぶ仕組み。未来定期預金に新規で1万円以上預ければ、1年物0・10%、3年物0・15%、5年物0・20%の金利上乗せがある。もしくは預入額100万円ごとにギフト券千円を贈る。佐賀信用金庫は新規の定期預け入れ20万円以上が対象。1年物0・10%、3年物0・15%、5年物0・20%の金利を上乗せする。

 JAバンク佐賀は定期10万円以上の新規契約者に金利0・10%を上乗せし、JAバンクのキャラクター「ちょリス」の毛布(定期50万円以上、先着2千人)と菓子を贈っている。九州ろうきんはキャンペーン期間中に新規契約した定期預金の入金額の0・02%を児童養護施設協議会に寄付する。

 佐賀銀行の推計によると県内の今冬のボーナス支給は官公庁、民間合わせて総額833億円。前年比0・73%増を見込む。各行の担当者は「支給額の増加が予想される割には定期預金申し込みの出足が例年より鈍い。顧客を引きつける知恵を絞っていくしかない」と口をそろえる。

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