寄付金を山口知事に渡す、浜玉中生徒会の伊藤さん(中央)と栗原さん(左)=佐賀県庁

 ハンセン病問題の啓発に向けて、佐賀県が取り組む菊池恵楓園(熊本県)の「希望の鐘」の復元に使ってもらおうと、唐津市浜玉町の浜玉中生徒会が22日、県に寄付金1万3000円を贈った。浜玉中は以前から園と交流を続けており、生徒たちは「こういう形で役に立ててうれしい」と話した。

 菊池恵楓園の希望の鐘は以前、社会復帰者を見送る際に鳴らされていたが、現在は老朽化で取り外されている。佐賀県は人権教育の推進などを目的に本年度、復元に取り組んでいる。

 浜玉中は10年ほど前から、2年生のバス研修で園を訪問し、暑中見舞いや年賀状を出すなどして入所者と交流している。新聞報道で県の取り組みを知り、寄付金を贈ることにした。

 佐賀市の県庁を訪れた伊藤太陽さん(14)と栗原遼太朗さん(14)は「研修で無知が差別を生むと学んだ。正しい知識を伝えていきたい」と話し、山口祥義知事に寄付金を手渡した。山口知事は「人の痛みに敏感になることは大切。好意に深く感謝したい」と話し、礼状を贈った。

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