鮮やかに咲く樹齢260年のフジの花。一時は藤棚が荒れたが、地域住民が大切に手入れをして再び美しい姿を取り戻した=伊万里市黒川町塩屋の龍宮神社

 伊万里市黒川町塩屋の龍宮神社にある樹齢260年の大フジの花が見ごろを迎えている。枝張りは東西に16メートル、南北に9メートル。参道の階段を上るといきなり目に飛び込んで来る、鮮やかな紫色の花と芳香が訪れた人を楽しませている。

 フジは「佐賀の名木・古木」にも登録され、地元民に親しまれてきた存在。だが、一時期は人の手が入らなくなったために枝が上に伸びて花の付きが悪くなるなどして荒れた時期もあった。

 見かねた老人会メンバーら約20人が、剪定(せんてい)作業や施肥などの手入れを定期的に行うようになった。作業に携わった島田清弘さん(76)は「植物はうそをつかない。手を掛けただけきれいになってくれる」と目を細める。

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