佐賀県教育委員会は28日、昨年10月に公表した公立の小中高校と特別支援学校が把握した2015年度のいじめ認知件数を再調査したところ、101件増え432件だったと発表した。文科省の依頼を受けて改めて確認した。県教委は「いじめ認知の考え方について周知が十分ではなかった」としている。

 速報値として前回公表した時に、県内の児童生徒1000人当たりのいじめの認知件数が3・5件で全国最少だったことなどから、文科省が再度精査するよう求めた。

 県教委は児童・生徒に心理的、物理的に影響を与える行為により心身の苦痛を感じている場合は「認知」とすることや、認知件数がゼロだった学校は生徒や保護者に公表して認知漏れがないか確認することを県立校や市町の教育委員会に通知した。

 昨年11月に再調査した結果、学校長や教頭がいじめが疑われると察知する「覚知」後に事実確認の過程で解決していたり、対人関係のトラブルと捉えたりした事案が新たに報告された。

 公立校のいじめ認知件数の内訳は小学校190件(前回公表時から51件増)、中学166件(同40件増)、高校74件(同10件増)、特別支援2件(増減なし)となった。国立、私立を含めた児童生徒1000人当たりのいじめの認知件数は4・5件で全国最少に変わりはなかった。

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