上薬をかけたばかりの器を手に取り、焼き上がりを想像する子どもたち=みやき町白壁の四季彩の丘みやき

 江戸時代から明治、戦前まで隆盛を誇った白石焼の窯元が残るみやき町の四季彩の丘みやきで2と23日の2日間、地元の伝統産業に親しんでもらおうと小学生を対象にした陶芸教室があった。約60人が土の感触を楽しみ、世界に一つだけの自分の器の完成を心待ちにしていた。

 みやき町公民館が町教委と共に開く夏休み子ども教室の一環。同町白壁にある「裕翠窯」の鮎川裕樹さん(60)が講師を務めた。

 子どもたちは初日に手びねりの技法でマグカップや茶わんなど思い思いの器を成形した。23日には上薬をかける作業があった。黒、緑、赤、白の釉薬(ゆうやく)が入ったバケツに器を浸し、全体に薬がかかるようにした。作品は鮎川さんの窯で約1230度の熱で焼成し、9月初旬に子どもたちの手元に届く。

 焼き物作りは初めてという喜連川(きれかわ)惺矢君(9)=中原小4年=は「形を作るときは土が割れたりして大変だった。どんな器が出来上がるか楽しみ」と声を弾ませた。

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