日田祇園の山鉾を前に「唐津くんち」の囃子を披露する唐津曳山囃子保存会員ら=24日午前、日田市隈の日田祇園山鉾会館

囃子を披露する日田祇園囃子保存会員ら=24日午前、日田市隈の日田祇園山鉾会館

 唐津市の唐津曳山囃子(やまばやし)保存会(福島秀一会長、29人)が24日、大分県日田市を訪れ、日田祇園囃子保存会(小松史郎会長、65人)と初めて交流会を開いた。昨年、「唐津くんち」「日田祇園」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されており、互いにはやしを披露するなどして親睦を深めた。

 無形文化遺産には二つの祭りを含む全国33件の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」が登録された。両団体は今年5月に福岡市であった登録記念イベントに参加。これが縁で交流することになった。

 この日は唐津市から会員14人が訪れて、日田祇園山鉾(やまぼこ)会館で山鉾などを見学。後藤稔夫日田祇園山鉾振興会長(95)が歓迎のあいさつをした。

 日田祇園囃子保存会は「梅ケ軒端(うめがのきば)」など3曲、唐津曳山囃子保存会は「道囃子」と「競り囃子」をそれぞれ披露。日田祇園の会員らも唐津くんちの「エンヤ、エンヤ」の掛け声に合わせてリズムを取るなど共演した。

 福島会長(45)は「日田のはやしは唐津と違い、ゆっくりで独特の雰囲気と優雅な音色が良かった。今後も交流したい」。小松会長(66)も「伝統継承の取り組みや笛の製作方法などが参考になった。太鼓のリズム、調子が良い掛け声と笛の融合に感動した」と話した。

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