約2000体の人形が公開される岡段邸。一般公開に向け、今回は長女の進来淑子さん(左)が人形を並べ直した=神埼市脊振町

 神埼市脊振町広滝の岡段邸が「脊振人形の家」と題し、2日から一般公開される。享年88歳で亡くなった岡段澄子さんが集めていた約2千体の人形が約15年ぶりにお目見えし、愛らしい表情で来場者を出迎える。4日まで。

 岡段邸は人形とのふれ合いをテーマに1995年に建てられた。専用のガラスケースが設けられ、壁一面の展示が楽しめる文字通り「人形の館」。見学者が腰掛けて楽しめるように設計され、翌年には県快適建築賞で県知事賞にも輝いた。

 「遊びに行くと人形の配置が毎回変わっているほど、とにかく大好きだった」と振り返るのは長女進来(すずき)淑子さん(78)。博多人形やこけし、進来さんが生まれた年の市松人形や船乗りだった岡段さんの夫・英四郎さんが外国で購入したお土産の人形などさまざまな思い出の品が展示される。

 岡段さんが他界した後は邸宅は空き家になり、これまで公開の機会はなかった。今回は地元有志「脊振を愛する会」の発案・協力で展示が実現した。進来さんは「本当に感謝しかない。人形も母もきっと喜んでいる」と笑顔を見せる。

 公開は午前10時から午後4時まで。入場無料。駐車場は脊振支所、公民館が利用できる。問い合わせは脊振を愛する会。電話0952(59)2801。

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