伊万里・有田焼伝統工芸士会(大串惣次郎会長)の作品展が2月28日、佐賀市の県立博物館で始まった。会員30人が皿や鉢など大作から日用器まで約100点を出品し、ろくろ、下絵付け、上絵付けの名手たちが意匠を凝らしている。5日まで。

 有田焼400年事業の一環で他県伝統工芸と共同制作した「産地間コラボ事業」の作品も展示した。梶原真理江さん(伊万里市)は伊万里焼と沖縄の琉球絣(りゅうきゅうかすり)を組み合わせた洒脱(しゃだつ)なテーブルセットを演出。大串会長(有田町)の「天衣(あまごろも)ランプ」は美しい曲線の磁器を天女に見立て、鹿児島・大島紬(おおしまつむぎ)の衣で羽衣のように包んだ。

 市川龍男さん(伊万里市)の「色絵草花地紋唐花大鉢(いろえそうかじもんからはなおおばち)」は伝統的な鍋島文様に新たな文様を加え、落ち着いた色合い。石原豊孝さん(有田町)の「間取草花紋尺皿(まどりそうかもんしゃくざら)」はパールのような白と黒の表面が際立つ。

 作品展は伝統工芸士たちの熟練の技、経験を広く知ってもらおうと始まり、今年で9回目。期間中は伝統工芸士たちの製作実演もある。佐賀新聞3日付文化面で詳報する。

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