「一流のアスリートは決めた目標を決して諦めない」と話すノンフィクション作家の小松成美氏=鳥栖市のホテルビアントス

 佐賀新聞社が主催する鳥栖政経セミナーが28日、鳥栖市のホテルビアントスであり、ノンフィクション作家の小松成美氏が「一流とは何か~アスリートたちの真実」と題して講演した。一流のアスリートは「自分が目指す目標を定め、そのロードマップを考える力を持ち、決して諦めない」と生きる姿勢を紹介した。

 小松氏は一流選手らの隠れたエピソードを通じて成功の法則を探っている。サッカーの中田英寿やテニスの錦織圭、ラグビーの五郎丸歩(佐賀工高出身)ら各選手の知られざる素顔とエピソードを伝えながら、人生や仕事へのヒントや気づきを示唆した。

 アスリートたちは常に肉体の痛みや孤独と闘っていると説明した。中田氏は20代前半で日本代表の司令塔として5万人の観衆の中でプレーしていたころ、「こんなに孤独を感じるのであればプロにならなければよかった、と毎晩思っている」と打ち明けたという。

 伊調馨選手はレスリングの試合で母親から「死んでも勝て」と言われ続け、それがリオ五輪決勝での試合終了間際の逆転劇につながった。伊調選手は「自己の強さの証明は諦めない心だ」と話したという。

 小松さんは1日午前11時から鹿島市の割烹(かっぽう)清川で開く佐賀西部政経セミナーでも講演する。

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